「忘れ物はないか」「明日は天気大丈夫だろうか」・・・
どんな試験もそうですが、試験の前日、不安になりますよね。
では、不安の原因を考えたことはありますか?
思うに、全体像が見えていないことが不安の原因になっている場合が多いです。そこで、下記の二点に分けて情報を整理し、チェックリスト化することで、全体像を掴み、少しでも不安を減らそうというのが、この記事の趣旨になります。
- 当日持っていくもの
- 前日までに確認しておくこと
Advertisement
はじめに(注意点)
基本的にはどの試験においても持ち物や前日までに準備しておくべきことに大差はありません。
PPL、IR、CPL、(Multi)ひとまとめにしていますので、ご自身が受験するCheck Rideによっては不要なものも含まれています。ご自身の状況に合わせながら活用ください。
場合によっては、紹介したサービスやチャートが無くなっている可能性もありますので、ご注意ください。
上から順に優先度が高い順に列挙しています。
当日持っていくもの
- 受験料(これがなきゃ受験できない)
- 試験官が自由に料金決められるのでエリア毎に差がある。必ず自分で試験官に確認する
- 小切手を受け付ける試験官もいれば現金のみの試験官もいる
- 書類
- Written Outcome(学科試験の結果の用紙)
- IACRAログイン情報(FTN, User Name, Password)
- Maintenance Book 一式
- W&B
- 安全に離着陸出来ることを確認
- 原本に記載のRWY条件等を加味して算出するのを忘れないこと
- NAVIGATION LOG
- Route 選定理由をちゃんと説明出来るようにしとく
- Altitude 選定理由をちゃんと説明出来るようにしとく
- Current Chart 一式
- A/FD(TAXI Route, Hot Spot 確認忘れないこと)
- Low Enroute
- Sectional Chart
- Terminal Procedure
- Approach Chart(Circle To Land 方向 確認忘れないこと)
- 道具
- Flight Computer
- Plotter
- Stop watch
- Hood
- 教科書(Open Book の問に備える)
「これ必要ないの?」というものがある場合は、試験官に直接電話で確認するのが一番です。周りに仲間が居るフライトスクールなら、聞いても良いかも知れませんが、一番は直接試験官に電話することです。
前日までに確認しておくこと
- Weather
- 1800WX(電話でもOK) を使って WX Briefing
- チャート別の WxChart Issued/Valid Time 再確認
- 飛行機の状態
- Fuel Recharge
- Oil Recharge
- 搭載品を含む各種装備の異常が無いことを確認
- 代替空港
- Take off alternate
- EnRoute Alternate
- Destination Alternate
- NOTAM
「前日までに」となっていますが「当日の」再チェックも忘れないようにしましょう。
最後に
自分の資料を整理している時に、今回紹介したチェックリストが出てきました。
FAAのCheck Rideを最後に受験したのは、もう随分前のことです。アメリカの航空システムに関する規則は高頻度で変化しますので参考にならない部分もあるかも知れません。
それでも、今回紹介したチェックリストをたたき台に、自分なりのチェックリストを作って備えることで、試験前の不安を軽減出来るはずです。
是非お試しください!