当サイトでは引き続き「パイロットの年収」に関連する情報を多く読んでいただいています。お金はみんな気になるんですね。何ならお金しか気にしてねぇじゃねぇか(笑)。
ご覧の通り「パイロットの年収」に関するページは増えてきました。全てを読むのにそれなりの時間がかかりそうです。そこで上記三つの記事を根拠として、気になる「パイロットの年収」に関する事実と考察にだけ焦点を当てたページが当ページになります。
時間のない方や手っ取り早く「パイロットの年収」に関連することを知りたい方は当ページをご覧ください。ご興味の方は上記リンクから各ページもご覧いただければ幸いです。
パイロットの年収に関する事実
統計資料によるとパイロットは高給取り
一般に認識されるのと同じような結果が、日本国政府の発表する「賃金」に関する統計資料からも確認できます。
賃金構造基本統計調査 平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※ 上記の統計データには、エアライン以外の航空機操縦士が含まれていることにも留意が必要です。
エアラインパイロットの年収は副操縦士で年収800万〜年収1500万円程度
個人的な知人へのインタビューを通じて得た各エアラインの年収による数値のため、「事実」ではありますが、ただ一つの真実という訳ではありません。ご注意ください。
機長になりますと、更に少し高くなります。基本的に副操縦士の給料は機長の給料の0.6〜0.65倍で設定されておりますので、エアラインパイロットの機長の年収は年収1300万〜2300万程度となります。
当然、所属会社・勤続年数・月の平均フライトタイム・役職などによっても上限します。
日本航空のパイロットの平均年収は約2000万円
日本航空株式会社:有価証券報告書 ‐ 第71期(平成31年4月1日 ‐ 令和2年3月31日)
日本航空株式会社の2020年の有価証券報告書によると、グループ全体の運航乗務員職(パイロット)の平均年収は約2000万円です。
スターフライヤーのパイロットの平均年収は約1400万円
株式会社スターフライヤー:有価証券報告書 ‐ 第18期(平成31年4月1日 ‐ 令和2年3月31日)
株式会社スターフライヤーの2020年の有価証券報告書によると、グループ全体の運航乗務員職(パイロット)の平均年収は約1400万円です。
パイロットの年収に関する考察
「平均年収=自分が入社した場合に貰える年収」ではない
ありがちな勘違いですが、「平均年収=自分が入社後に貰えそうな年収」と考えるのは大きな間違いです。
統計的には、記載の平均年収は、平均年齢になった時に、平均勤続年数を達成していれば一番近い数字になるということになります。
入社後すぐに無条件で平均年収だけもらえる訳ではありません。有価証券報告書の平均年齢と平均勤続年数も併せて見ておくと、実際の所がより正確に理解出来るでしょう。
低運賃は安価な労働力で達成される
航空産業で必ずかかるコストは世界中どこでも決まっています。機材費、整備費、燃料費、空港等使用料、そして人件費。これらのコストは「人件費」を除いて、世界中どこでもほぼ一定です。
ですから、安い航空券・低運賃のチケットは基本的には安価な労働力で達成されることになります。
空港等使用料、航空機のオペレーションで上下する項目もありますが、人件費に比べれば軽微な影響のはずです。細かい話はコチラでどうぞ。
最後に
ということでショートバージョンでパイロットの年収に関する事実・考察をまとめてみました。
いかがだったでしょうか。想像通りだったでしょうか。それとも想像とは全く違いましたか。
ショートバージョンでは、意図しない形で伝わってしまうこともあると思います。興味のある方は、是非最初に紹介した各ページもご覧いただければ幸いです。