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志望する航空会社を絞りきれない時に考えてみたい評価軸【パイロット訓練生向け】

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就職活動中のパイロット訓練生の皆様、こんにちは。

現在、日本国内には22社ほどの航空会社(エアライン)が存在します。

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プロのパイロットを目指している方で各募集要項を満たしているのであれば、基本的にはチャンスがある航空会社には全て応募することになると思いますが、これだけ数があると志望する航空会社が絞りきれない人も居るかも知れません。

そんなわけで、今回は「志望する航空会社を絞りきれない時に考えてみたい評価軸」をまとめてみました。

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初めに

当ページでは、志望する航空会社を絞る上で考えることの出来る幾つかの評価項目を挙げています。自分で頑張って調べれば、今までの実績や過去のデータが出てくるものです。

しかし。注意して下さい。

過去のデータや統計は事実として大事なことですが、その中にはあなた自身のデータや、これからの未来のデータは入っていません。忘れがちですが、結構大事です。ですから、今までこうだったから、自分もこうなるんだということは必ずしも成立しません。

このことを念頭に以下で紹介する評価項目も考えながら、自分の志望する航空会社を考えてみると良いでしょう。

機長昇格までの期間

  • 5〜8年位
  • 10〜13年位

日本国内では、大体この2パターンのようです。

ただし、大事なことですが、全ての人が機長昇格出来る訳ではありません。航空会社としては全ての副操縦士に機長になってもらいたい所ですが、必ずしもそうはなりません。

入社後地上研修の有無

国内の航空会社であれば、ほぼ全社が入社後に地上研修を実施しているようです。期間はマチマチですが、半年~1年半年が多いようです。

ただ、ジェイエア(J-Air)だけは異なるようで、入社後すぐに訓練に入るそうです。

パイロットとして闘うための武器を早く手に入れるという意味では、人によっては結構大事な評価軸かも知れません。

給料

言わずもがな。借金をして訓練をする方もいる中で、現実問題として大事なことです。気にしなくて良い方はラッキーです。

地上研修中の初任給が安すぎて、借金の返済と普段の生活のダブルパンチで苦労していた友人がいました。

企業研究すれば分かる情報ですので、仕方なく「給料」を優先順位の高い評価軸として考える必要のある方はシッカリと調査しましょう。

路線

これは個人的にはめちゃくちゃ大事でした。

まず、海外もあるか国内だけなのか。国内だけなら、幹線がメインなのか、準幹線がメインなのか、それとも地方路線なのか。

この評価軸で応募する企業の優先順位が決まる方が結構多いのではないかと思います。

乗務機種

「飛行機好き」という事が一番のモチベーションでパイロットを目指す方であれば、重要な評価軸になりえますね。

ただ、国内に現存する航空会社で、かつ、受験出来る航空会社という観点で考えていくと、常務出来る可能性のある機種はそんなに多くはならないはずです。

ベース空港

重要視する方が多いらしいです。

私は全く気にしたことがないのですが、ベース空港が地元に近い所を好む方が多いらしいです。パイロットと聞くと、そういった所からは真逆のイメージなのですが・・・。不思議です。

「定住」や「一つの所に居る」という概念の対局にある仕事だからこそ、大事にする方が多いのかもです。

・・・知らんけど笑。

月間・年間のフライトタイム

フライトタイムの多寡を幾つか別の表現でする方も居ますね。

  • 忙しいか・忙しくないか
  • 機長になるまでに時間が早いか・早くないか
  • 教育がしっかりしているか・そうでもないか

この辺りの言い換えは、どうでも良いのですが、フライトタイムの数値が法律の基準と比較して多いのか少ないのか、同業他社と比較して多いのか少ないのか。この辺りを考えると意味のある評価項目になりそうですね。

フライトタイムをなるべく早く貯めて、とにかく海外に出ていって見たいという方も居るはずなので、大事な評価項目かも知れません。

最後に

上で挙げた要素は、あくまで一例ですが、航空会社別に自分なりに項目毎の点数を付けて、総合点で比較する方法で私は優先順位をつけていきました。

「〇〇にしか行きたくない!」と決まっている人は、こんなことには縁が無いかも知れませんが、自費パイロット訓練生の殆どが基本的には「パイロットになりたい」訳で、「何処で」というのは大して問題にしていません。特に初期キャリアに関しては、仕事を辞めて借金をしながら訓練をしている方もいる訳ですから、この傾向は顕著です。

それでもこうした項目を点数化し、総合点を出しておくことで「〇〇が駄目なら次は□□」などのように戦略が機械的に立てやすくなります。また、自分の中で意識していなかったことを実は自分自身が大事にしている項目だったと気づくことすらあります。

評価軸の各種項目を洗い出して総合点をつける方法、一度お試ししてみることをオススメします。