Japanese-airline-list

当ページでは、日本の航空会社一覧をまとめています。日本国内に現存するエアライン(定期航空運送事業を行う航空会社)の以下の項目について、分類別に一覧にしました。

  1. 上場/非上場(上場していればページ公開時点の時価総額、非上場であれば筆頭株主と割合を記載)
  2. 国際線/国内線(定期便のみを考え、チャーター便は考慮しない)
  3. ベース空港
  4. 売上、営業利益、営業利益率
  5. 保有機材数(機材数当たりの売上、営業利益を算出するため)
  6. 機材(プロペラかジェットか)

定期航空運送事業を行っていても、1エアラインとして挙げる必要が無いと感じたものは、割愛しています。ご了承下さい。割愛した会社は「その他の航空会社」として最後にまとめてあります。

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上場している航空会社

全日本空輸(ANA)

日本のフラッグキャリアです。

  1. 上場、時価総額(1,320,112百万円(2019/09/13))
  2. 国際線、国内線両方
  3. 成田、羽田、伊丹、関空、那覇
  4. 売上:1兆7170億8900万円、営業利益:920億4600万円、営業利益率:5.38%(2019年03月)
  5. 226機保有機材当たりの売上75.97億、機材当たりの営業利益4.07億
  6. ジェット機

日本航空(JAL)

  1. 上場、時価総額(1,205,894百万円(2019/09/13))
  2. 国際線、国内線両方
  3. 成田、羽田、伊丹、関空
  4. 売上:1兆4,872億万円、営業利益:1761億円、営業利益率:11.8%(2019年03月)
  5. 169機保有機材当たりの売上88億、機材当たりの営業利益10.42億
  6. ジェット機

スターフライヤー(Star Flyer )

  1. 上場、時価総額 11,821百万円(2019/09/13)
  2. 国内線、国際線両方
  3. 北九州
  4. 売上:399億円、営業利益:12.64億円、営業利益率:3.17%(2019年03月)
  5. 12機保有機材当たりの売上33.25億円、機材当たりの営業利益1.05億円
  6. ジェット機

スカイマーク(SKYMARK)

インテグラル」主導で経営再建されており、高収益体質を保ちながら規模を拡大し、順調にB/Sも厚くなっている様が確認出来ます。兼ねてより「第三極」を自称されていましたが、数値上の実績的にも文句なく「第三極」と言えるでしょう。上場或いはそれに類する形で「インテグラル」の関与が現在よりも薄くなった時にどうなるのかが大きな問題点と思われます。

日本語の記事でも英語の記事でもスカイマークが公開する以外のページではLCCとして取り上げられることが多いので、LCCとしてまとめまていましたが、再上場を果たしたため、「上場している」航空会社として分類を改めました。

  1. 上場、時価総額 76,200百万円(2023/06/21)
  2. 国内線、国際線両方
  3. 羽田、神戸
  4. 売上:882.07億円、営業利益: 72.05億円、営業利益率:8.17%(2019年3月)
  5. 29機保有機材当たりの売上30.42億円、機材当たりの営業利益 2.48億円
  6. ジェット機

LCC(格安航空会社)

ジェットスター・ジャパン(Jet Star Japan)

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、50%)
  2. 国際線、国内線両方
  3. 成田、関空、中部
  4. 売上:570億円1400万円、営業利益:11億3400万円、営業利益率:1.99%(2018年6月)
  5. 25機保有機材当たりの売上22.8億、機材当たりの営業利益0.45億
  6. ジェット機

ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)

2019年10月にバニラ・エアと統合。これをもって売上でもLCC国内トップへ。高い営業利益率を維持出来るかが鍵ですね。

  1. 非上場(筆頭株主:ANA HD、77.9%)
  2. 国際線、国内線両方
  3. 関空、那覇、仙台
  4. 売上:547億万円、営業利益:57.93億円、営業利益率:10.59%(2018年3月)
  5. 27機保有機材当たりの売上20.26億円、機材当たりの営業利益2.15億円
  6. ジェット機

春秋航空日本(Spring Japan)

  1. 非上場(筆頭株主:春秋航空、? %)
  2. 国内線、国際線両方
  3. 成田
  4. 売上:95億1600万円、営業利益:−45億200万円、営業利益率: – %(2018年12月31日)
  5. 6機保有機材当たりの売上15.86億円、機材当たりの営業利益 – 円
  6. ジェット機

エアアジア・ジャパン(Air Asia Japan)

アジアにおけるLCCの王者。親会社がマレーシアで上場しています。

  1. 非上場(筆頭株主:エアアジア・インベストメント、33%)
  2. 国内線、国際線両方
  3. 中部
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 3機保有機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. ジェット機

2020年12月5日付けで日本から撤退することが決定しました(コロナ不況で倒産した世界の航空会社まとめ【随時更新】)。

ZIPAIR Tokyo

日本航空が100%出資の新LCC。新型コロナウイルスの影響で現在貨物便のみ運航。2020年冬ダイヤでハワイ路線開設を目指す。

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、100%)
  2. 発表済み就航予定路線は国際線のみ
  3. 成田
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 2機保有機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. ジェット機(787-8)

地域航空会社

ANA Wings

  1. 非上場(筆頭株主:ANA HD、100%)
  2. 国内線
  3. 伊丹、中部、福岡
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 76機保有機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. ジェット機、プロペラ機(ターボプロップ)

ジェイ・エア(J-AIR)

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、100%)
  2. 国内線
  3. 伊丹
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 32機保有機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. ジェット機

エアドゥ(AIRDO)

  1. 非上場(筆頭株主:日本政策投資銀行、32.49%)
  2. 国内線
  3. 羽田、新千歳
  4. 売上:448.72億円、営業利益:30.45億円、営業利益率:6.8%(2019年03月)
  5. 14機保有機材当たりの売上32.05億円、機材当たりの営業利益2.18億円
  6. ジェット機

日本トランスオーシャン(JTA)

高い営業利益率が特徴。JALグループの中でもドル箱路線がJTAに集中していることが良く分かります。多くの人は、バカンスには高いお金を払って快適に過ごしたいと考えていることの裏付けとも言えます。

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、70.1%)
  2. 国内線
  3. 那覇
  4. 売上:418億円、営業利益:88億円、営業利益率:21.05%(2019年03月)
  5. 12機保有機材当たりの売上34.83億円、機材当たりの営業利益7.33億円
  6. ジェット機

ソラシドエア(Solaseed Air)

  1. 非上場(筆頭株主:日本政策投資銀行、20.22%)
  2. 国内線
  3. 羽田、那覇
  4. 売上:419.73億円、営業利益:31.85億円、営業利益率:7.5%(2019年03月)
  5. 13機保有機材当たりの売上32.39億円、機材当たりの営業利益2.45億円
  6. ジェット機

IBEXエアラインズ

  1. 非上場(筆頭株主:日本デジタル研究所株式会社、47.9%)
  2. 国内線
  3. 仙台、伊丹
  4. 売上:195.01億円、営業利益:7.06億円、営業利益率:3.62%(2019年03月)
  5. 10機保有機材当たりの売上19.5億円、機材当たりの営業利益0.7億円
  6. ジェット機

フジドリームエアラインズ(FDA)

  1. 非上場(筆頭株主:鈴与株式会社、100%)
  2. 国内線
  3. 名古屋、静岡
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 14機保有機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. ジェット機

日本エアコミューター(JAC)

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、60%)
  2. 国内線
  3. 鹿児島
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 12機運行機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. プロペラ機(ターボプロップ)

琉球エアコミューター(RAC)

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、74.5%)
  2. 国内線(沖縄)
  3. 那覇
  4. 売上:54.64億円、営業利益:3.89億円、営業利益率:7.12%(2019年03月)
  5. 5機運行機材当たりの売上10.93億円、機材当たりの営業利益0.78億円
  6. プロペラ機(ターボプロップ)

北海道エアシステム(HAC)

  1. 非上場(筆頭株主:日本航空、51.23%)
  2. 国内線(北海道)
  3. 丘珠(札幌)
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 3機運行機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. プロペラ機(ターボプロップ)

ORCオリエンタルエアブリッジ

  1. 非上場(筆頭株主:長崎空港ビル、28.8%)
  2. 国内線
  3. 長崎
  4. 売上:46.42億円、営業利益:−2.14億円、営業利益率: – (2019年3月)
  5. 2機運行機材当たりの売上億円23.21億円、機材当たりの営業利益 – 
  6. プロペラ機(ターボプロップ)

天草エアライン

JAC との共通事業機が1機設定されており、地域インフラには欠かせない存在。

  1. 非上場(筆頭株主:熊本県、53.31%)
  2. 国内線
  3. 天草(熊本)
  4. 売上:不明、営業利益:不明、営業利益率:不明
  5. 2機運行機材当たりの売上不明、機材当たりの営業利益不明
  6. プロペラ機(ターボプロップ)

貨物専門航空会社

日本貨物航空(Nippon Cargo Airlines)

海運のリーディングカンパニー、日本郵船傘下の航空会社。不適切整備の問題で処分を受けた結果が決算に出ています。

  1. 非上場(筆頭株主:日本郵船株式会社、99.7%)
  2. 国際線
  3. 成田
  4. 売上:568億円、営業利益: −153億円、営業利益率: – (2019年3月)
  5. 8機保有機材当たりの売上47.33億円、機材当たりの営業利益 – 円
  6. ジェット機

その他航空会社

エアージャパンは何故、ANA本体と分かれているのか良く分かりません。路線割当の問題や外交的な問題でもあるのでしょうか。

最後に

売上・営業利益・営業利益率を掲載しておりますが、これらの数値は1期だけを切り取って理解することに意味はありません。トレンド(傾向)として、どうなっているかを抑えておくことが大事です。営業利益率は高いけれど、期毎にバラツキが大きい等、細かいことは分からなくても自分なりの発見があるはずです。

訓練生の皆様は、こういった経営上の基本となる指標も参考にしながら受験する航空会社を決定することを強くオススメ致します。

※ 新しいエアラインが出来た場合や既存のエアラインが無くなった場合は適宜加筆・修正します。各種数値には、古い情報が残っていることもございます。最新の情報は各社の公式情報をご確認ください。