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パイロットが使う実際の英語【航空無線・アナウンス・ハンガートーク】

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パイロットが実際に使用する英語ってどんなもの何だろう?難易度は?

実際にパイロット訓練生として訓練を始めてしまえば、パイロットとして使用する「航空英語」が何となく分かってきます。

ですが、これから訓練を始めようと思っている学生の方や社会人の方にとっては未知の領域でしょう。

私も社会人を経て、自費でパイロット訓練生を始めました。しかも最初から海外で訓練を始めましたので、英語に対する不安はかなりありました。

今回はそういった方々向けに、実際にパイロットが使う英語のセリフ(?)をご紹介致します。以下の3つに大別して幾つかのセリフを紹介させて頂きました。

  1. ATC(航空無線)で使う実際の英語
  2. 機内でお客さんに向かって行うアナウンス
  3. ハンガートークで使う英語
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ATC(航空無線)で使う英語のセリフ

「航空英語」的な部分です。決まりきってますので難しくないです。歴史や地理の勉強のように覚えればバッチリになる所です。気合マックス。

離陸〜出発、巡航、進入〜着陸のフェーズに分けて基本的な流れのATCを紹介します。ATCは相手、Pilotが自分です(自分のコールサインJA42SP)。

離陸〜出発(Takeoff ~ Departure)

ATC
“JA42SP, □□ Tower, RWY 06 Cleared for Takeoff, wind 050/14.”
Pilot
“Cleared for Takeoff, JA42SP.”
ATC
“JA42SP, Contact □□ Departure, 120.0, Good-day.”
Pilot
“Contact Departure, 120.0, JA42SP, Good-day.”
Pilot
“□□ Departure, JA42SP, Climbing 6000.”
ATC
“JA42SP, □□ Departure, Radar contact, □□ QNH 29.92.”
Pilot
“29.92, JA42SP.”
・・・なんやかんやあったりなかったりで・・・
ATC
“JA42SP,  Contact □□ Control, 120.5.”
Pilot
“Contact □□ Control, 120.5, JA42SP.”

巡航(Cruise)

Pilot
“□□ Control, JA42SP.”
ATC
“JA42SP, □□ Control, QNH 29.92.”
Pilot
“29.92, JA42SP”
ATC
“JA42SP, Fly Heading 170˚, Vector to 〇〇〇 VOR.”
Pilot
“Fly Heading 170˚, JA42SP”
ATC
“JA42SP, Contact □□ Approach, 120.4.”
Pilot
“Contact □□ Approach, 120.4, JA42SP.”

進入〜着陸(Approach ~ Landing)

Pilot
“□□ Approach, JA42SP, with Information K, Request ILS Z RWY 27 APCH.”
ATC
“JA42SP, □□ Approach, Roger, Turn Right Heading 350˚, Vector to Final Approach Course.”
Pilot
“Turn Right 350˚, JA42SP”
・・・なんやかんやあったりなかったり・・・
ATC
“JA42SP, Cleared for ILS Z RWY 27 Approach, Contact □□ Tower, 118.7.”
Pilot
“Cleared for ILS Z RWY 27 Approach, Contact □□ Tower, 118.7, JA42SP”
Pilot
“□□ Tower, JA42SP, 10NM on Final.”
ATC
“JA42SP, □□ Tower, RWY 27 Cleared to Land, wind 250/12.”
Pilot
“RWY 27, Cleared to Land, JA42SP.”
こんな感じです。どうでしょう。
初見の方は専門用語でところどころ意味不明な所があるかと思いますが、英語だけ見れば難しいことはありません。
上から順番に流れをシッカリと読んでいただいた方なら分かると思いますが、「型」みたいなものがあります。それが「航空英語」です。専門用語自体も「航空英語」に入る気がするので、専門用語と型さえ押さえれば「航空英語」はバッチリです。

機内でお客さんに向かって使う英語

みなさんご存知。こんなの。

ネイティブスピーカーのパイロットのアナウンスを聞くとかなり難易度が高く感じます。が、アナウンスの原型となるものは各社で用意されているらしく、原稿を覚えて読むという形が近いそうです。鬼のシャドーイングで対応出来そうです。

アナウンスの実例はYoutubeで沢山手に入るので、実際に聞き取りして原稿に起こすのも良い英語の勉強法ですね。

ハドソン川の奇跡」で有名なチェズレイ・サレンバーガーを題材にしたコメディ。やや逸れますが、これも面白いです。

ハンガートークで使う英語

ハンガートークとは、格好良く言ってますが「雑談」のことです。フライト前とかフライト後の仲間同士の会話を指します。

Friend A
“Hey, it’s been a while, my friend. How have you been?”
You
“It’s been great, I started instrument training since last week. How about you? When did you back?”
Friend A
“I arrived here last night, duty flight over 14hours from Seoul.”
You
“It should be tough. Well, glad to meet you again. I have to leave now. My instructor is waiting in briefing room.”
Friend A
“Ok, talk to you later.”
海外で訓練している時は、こんな感じの会話が良くありました。日本人が海外で飛行機のライセンスを取るように、日本以外の国からも沢山の人が飛行機のライセンスを取るために海外へと出ていきます。
すると、その中には様々な人がいます。世界中を飛び回るキャビンアテンダントをしながら飛行機のライセンス取得を目指す方もいれば、ビジネスの合間にライセンス取得を目指す方もいます。
会話はキャビンアテンダントをしながら飛行機のライセンス取得を目指す方との会話を再現したものです。あんまり難しくないでしょう。こんなもんです。
ハンガートークなどと分類しましたが、なんのことはない日常会話ですね。

最後に

ざっくりとパイロットが実際に使う英語を紹介させて頂きました。

これからパイロットになるための訓練を始めようと考えている方にとって、英語は不安材料の一つと思っています。パイロットが実際に使用する英語の言い回しやセリフ、実際のパイロットが使う英語のレベルが少しでも伝われば幸いです。

「パイロット訓練生のための英会話教室と活用法【お金が無くてもOK】」で実際に英語を使って勉強する方法も紹介していますので、併せてご覧ください。

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