航空産業のトップを走り、航空留学のために世界中からインターナショナルスチューデントが訪れるアメリカ。
日本から航空留学をする方も多く、留学先は大学から町の小さなフライトスクールまで、留学生のバッググラウンドも自衛隊のエリート戦闘機乗りから社会人として働きながら趣味で自家用免許取得を目指す人まで様々です。
日本からの航空留学の歴史が古いことも手伝い、アメリカの航空留学に関する様々な情報が溢れています。今回は、アメリカへ航空留学している方々が勉強のために参照すべき情報源を厳選してお伝え致します。
それでは行きましょう〜。
FAA公式資料
Handbooks & Manuals
渡米して、FAAの制度の中で飛行機の勉強をするにあたって、参考書や教科書を買う必要はありません。
お金の無駄です。
何故なら、FAA(日本の航空局のような所)が「超」質の高い教科書や参考資料を公式、かつ、無料で公開しているからです。
勉強するにあたって、まず完璧にしなければならないのは、FAAが公開している資料です。間違いありません。無料で公開されている情報量に圧倒されるかも知れませんが、必要な箇所を拾いながら読んでも十分です。
Advisory circulars
アメリカで訓練しても存在を知らない人が結構いるのがサーキュラー。
日本語に無理やり訳すなら「回覧板」と言った所で「アメリカの空を飛ぶ時はこんなことに注意してくださいな」といった情報がまとめられています。
試験の際に、自分に関連するサーキュラーを試験官に見せれるようにしておくと、かなり印象が良くなります。
自分に該当するサーキュラーを探すのも一苦労ですが、探す中で色々と面白いものが発見出来ることもあるのでお勧めです。
All Safety Alerts for Operators (SAFOs)
こちらはサーキュラーよりも更に知っている人が少ない資料。
国土交通省が出している資料と比較するなら「リーフレット」に該当するものかと思います。
事故事例等を元に危険があるオペレーションに関する注意喚起や具体的な回避策がまとめてあります。こちらも試験官に見せれるようにしておくと好印象です。
一般サイト
boldmethod
超がつくほど有名なサイト。アメリカで訓練して、このサイトを見たことがなかったらモグリです。分からない単語で検索した時に辿り着くことが一番多いですね。
カラフルで分かりやすい図が特徴です。
CFI notebook
基本的には、FAA公式の情報とboldmethodで十分すぎる程の情報を手に入れることが出来ますが、こちらではCFI(インストラクター)の目線で情報がまとめられています。
IFRのフライトの方を勉強する際に筆者はお世話になりました。
まとめ
他にも沢山の参考になるサイトがありますが、まずはFAAの公式資料から極めましょう。間違いありません。
日本人の我々は日本語で読める資料に助けを求めがちですが、頑張ってFAA公式の資料を読むと良いことが沢山あります!