どんな人でもプロのパイロットとして働いている人であれば、自分以外の誰かに「何故パイロットになりたいのか?」ということを披露する機会があったはずです。
「それってどんなのでしたか?」というのが今回の出発点です。
難しく考えすぎて、訳が分からなくなってしまう方も多いようなので、その辺りをまとめてみました。
パイロットの志望理由はシンプルで良い
パイロットに限らず、言葉を使って自分以外の第三者に何かを説明する時は、可能な限りシンプルにすべきです。一言で説明出来ない事は、よっぽど伝えるのが上手でなければ上手く伝わらないはずです。
- カッコいい
- 飛行機が好き
- モテそう
他にも単純な理由は幾らでも思いつきそうです。そして、それで良いと思っています。
何を隠そう私自身も「カッコいいから」が理由でしたし、誰かに説明する際はそう説明しています。そこに幾つか肉付けすれば十分です。「その肉付けが良く分からんのじゃ」という方も居るかも知れませんが、それは人それぞれなので、自分の思う通りのことを考えましょう。
志望動機的な部分はウォーミングアップ的に使われることが多いので「相手に採用してもらうための回答」をする必要性はそこまで無いと思っています。ただし、注意しなければならないのは「自分が心の底から思っていること」を言わなければいけないことです。
勘違いだらけの採用面接
何故企業が面接をしているか理由を考えてみて下さい。
「自分を知ってもらうために面接してもらっている」
こう答えた方、多分、面接の通過は遠いです。自分を知ってもらうために面接を受けているわけではありません。
あなたとしては「採用してもらうため」に必要な自分の一面を見せるべき機会であり、企業としては「採用するために」必要な面を備えているのかを見る機会に過ぎません。
同じように聞こえるかも知れませんが、大きな違いです。
相手はあなたを知るために面接をしている訳ではありませんし、あなたも相手を知るために面接をしている訳ではないはずです。「採用してもらうために」、そして「採用しても問題ないか」を確認するための一面をそれぞれ確認している訳です。
この辺りを間違えると結構やけどします。エントリーシートなどの書類審査でも同じです。自分を知ってもらうことには一ミリの価値も有りません。
自分を採用してもらうために、自分のどんな要素を相手に伝えるべきかを考えるべきです。
最後に
個人的には結構本質的なことが書けたと思っていますが、多くの場合小手先のテクニックなどを紹介した方が実践に移しやすいのもまた事実です。
採用面接ではトライアンドエラーが試せる回数も限られていますが、自分なりにトライアンドエラーを繰り返して、求められる言動を行うのが大切なことだと思います。