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土壇場で自分を救ってくれるのは何だろう?

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人それぞれ教えることが違うのは何故か?

「あの教官と、この教官の言っていることが違う」

訓練を始めると割と頻繁に起こります。

「あの上司とこの上司の言っていることが違う」

構図的には、これと全く同じです。

何故このような違いが発生するのでしょうか?長いこと理由を考えている訳ですが、何となく言葉に出来るくらいは考えがまとまってきました。

ずばり。

「土壇場で自分を救ってくれると考えているもの」がそれぞれ違うからではないでしょうか。

  • 操縦技術
  • 知識
  • プロシージャー
  • 身体能力
  • 、、、

土壇場で自分を救ってくれるのが、ピカイチの操縦技術と考えている人もいれば、網羅的な知識と考えている人もいますし、完璧なプロシージャと考えている人もいるでしょう。

土壇場で自分を救ってくれるのが、ピカイチの操縦技術と考えている人ならば、操縦技術を向上させるようなアドバイスを与えることが比重的には多くなるでしょう。

土壇場で自分を救ってくれるのが、網羅的な知識と考えている人ならば、知識を向上させるようなアドバイスを与えることが比重的には多くなるでしょう。

土壇場で・・・(以下略)。

こんな風にして、どこに比重を置くかによって、質問や場面によっては、模範と考える回答や対応が変わってくる訳です。結果として、「あの教官と、この教官の言っていることが違う」というようなことが発生します。

じゃ、どうしましょうか?

全て真理だから自分の価値観に合うものを深く刻んでおく

自分よりも経験のある先輩が言っていることも、経験の無い後輩が言っていることも全て真理です。

後輩や先輩をディスる人は結構多いです。これは別にパイロットに限らず、どんな業界、どんな職種でも自分よりも経験の無い後輩や考え方が少し違う先輩をディスることは、夜の新橋辺りを飲み歩けば、あちらこちらから聞こえてきます。

でもね。ちょっと違うよね。と思う訳です。

「私が経験していることであなたが経験していないことがあるのと同様に、あなたが経験していることで私が経験していないこともある」からです。そう思えないとしたら、よっぽど傲慢な人か、スーパースペシャルな人です。

この考え方に基づくと「あの教官と、この教官の言っていることが違う」という事態は当然のように起こります。だからこそ、自分の価値観に合う、つまり、「土壇場で自分を救ってくれると信じているモノ」に近いものを深く刻んでおくべきです。自分の価値観は、そう簡単には変えられないですからね。

だからといって、自分の価値観に合わないものを全く聞き入れないというのも大きな問題です。価値観に正解が存在しないからですね。

この辺りが「パイロットに必要なのはバランス感覚」なんて言われる所以かも知れません。

最後に

「一つとして同じフライト(仕事)は無い」なんてカッコいいことを見聞きすることがありますが、これを本当に理解して言動に活かしていけば、カッコいいプロフェッショナルになれるんじゃないかなと思ってます。

道は長いですねぇ笑。

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